- むかし話
山端 2012-09-15 13:37:54 - 人生は活動写真のようなものと言わんばかりに、修平さんはかつての仲間のもとへと旅立ちました。
単なる食いしん坊、ちょっと変わった人ではないことが明らかになってよかったですね。
それもこれも、むかし話がふんだんに語られたからでしょう。
茂さんのする修平の話、修平さんのする茂さんの話で、人物像が多面的に浮き上がってきました。
ゲゲゲではそうしたむかし話が多いです。
布美枝さんは結婚前の茂さんのことが知りたいので、自然とそちらの方向に話が向かいます。
戦地で一緒だった人たちの話のときは、特にそれが際立っていました。
安来にも戦地体験のある人はいるでしょうが、布美枝さんは「それ、知っています」の類の発言をしません。
浦木さんでさえ儲け話は取り合わなくても、茂さんのことならちゃんと相手をしています。
そもそも、茂さんの妖怪話も古い言い伝えをもとにしていますから、むかし話が大事になってきますね。
ゲゲゲの共演者とはその後、再共演の機会がありますが、風間杜夫さんとも是非そうあってほしいです。
芸事の師匠と弟子なんていう関係はどげでしょうか。